丹頂について
丹頂鶴から命名された名は縁起物としても日本でも人気が高く、宮廷金魚の中では最も流通している品種です。頭部に赤い肉瘤を発達させ、他は全て真っ白というまさに日の丸カラーで美しい日本人好みの配色をした金魚です。高頭丹頂として出回る個体は頭が発達しており、中には目が隠れてしまうような個体もいます。長野県飯田地方で生産されている丹頂は赤みも濃く、肉瘤もしっかりしているものが多いです。非常に強健で飼育しやすく、金魚飼育の入門種としてもオススメです。また、人懐っこい性格でもあるので喜んで餌を欲しがる姿は飼育する場合にとても喜ばれると思います。食いしん坊なので、与えただけたべてしまいまだ欲しいとせがんできます。しかし、餌の与えすぎは体に負担をかけ消化不良による腹水病などの病気の併発も懸念され、水槽内の環境悪化にもつながりますので、餌の量には注意が必要です。赤く美しい肉瘤を楽しむには、水槽などで横から鑑賞する方法よりも鉢などに入れて上から見る方法がオススメです。頭や尾形も非常に安定しています。餌は赤虫など高たんぱく、高脂質のものを中心に三種類以上をバランスよく与えると肉龍の成長にも効果的です。
飼育の注意点
同じ水槽での他の品種を飼育しても、穏やかな性格なので性格上は問題ありません。しかし泳ぎが下手な金魚のため、泳ぎが早い、泳ぎの能力の高い金魚との混泳は控えましょう。食欲および食べる量に問題なければ異なるタイプでも特に問題ありません。/3の定期的な水替えとフィルターの設置、飼育数を減らすなどの工夫が必要です。
適正水質 | 中性~弱アルカリ性 |
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適正水温 | 10~25度 |
おすすめの餌 | 人口飼料、生餌 |