江戸錦について
らんちゅうと東錦との交配で作出された品種です。生産地より江戸の名がつけられました。三色模様で背びれがないらんちゅう体型です。維持が難しい金魚とされ、浅葱色の美しい江戸錦が生産されていますが、作り手が少ないのが現状です。泳ぎ方は短い尾をふりふりしていて可愛らしさをかんじさせます。浅葱にばかり目が行きがちなキャリコ体色ですが独特の黒目なども出現し、元来上見向きとはいえ丸みを帯びた背なりのものが多く横見飼育も十分楽しめます。「紅白に浅葱」や「白黒」の個体も稀にみられますが、江戸錦の系統としては選別淘汰されてしまいます。餌は沈下性のものが向いています。肉瘤を持つ品種なので発達させたい場合は、高たんぱく、高脂肪の餌を選ぶようにしてください。日本発の金魚で野外で飼育することにも向いた金魚です。
飼育の注意点
泳ぎが得意ではないので、泳ぎが早い金魚の中に入れるとなじめず、ストレスになり餌にありつけないこともあります。一緒に入れる金魚はランチュウや桜錦の泳ぎが下手な丸い金魚が適しています。同じ体型同士で固めるのが統一感もあって好まれています。飼育方法は主にらんちゅうと同様です。
適正水質 | 中性~弱アルカリ性 |
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適正水温 | 10~25度 |
おすすめの餌 | 人口飼料、生餌 |