琉金について
和金よりも丸い体型をしており尾が長いため、ゆらゆらと優雅に泳ぐ点、体が丸いため大きくなり過ぎないことも飼育者が多い理由として挙げられます。ファミリーから長年金魚を飼育している愛好家まで、とにかく幅広い層に人気が高くポピュラーな品種です。強健な品種であり、飼育環境だけ整えられれば問題なく飼育できますが、あまりにも丸い個体や尾の付け根の位置が高い個体などは転覆症に注意する必要があります。成長する過程で尾びれをどれだけ美しく損なわないで成長させるかという点が琉金飼育の楽しみであり醍醐味でもあります。琉金はお腹が深く消化能力の低い品種になりますので、消化不良をおこしやすいので粒の小さいエサを複数回に分けて与えるのがいいです。また排泄物の量も多めで水を汚し易い面があるのでフンの分解を手伝ってくれるようなエサが好ましいです。また鮮やかな色合いが美しい金魚ですが、大きくなるにつれてその赤みが薄くなってきた場合は色揚げフードを併用してあげることにより、その美しさを保つことが可能です。
飼育の注意点
水温は室内であればそこまで厳しく管理する必要はありませんが、25℃前後で設定して、水質はアルカリ性よりにするとなじみやすいです。ゆったりと泳ぐタイプですので、和金など素早い金魚との混泳は控えましょう。購入してきた金魚は免疫が低下している場合があるので、数日は食塩欲による殺菌をかねてのトリートメントをするのがいいです。
適正水質 | 中性~弱アルカリ性 |
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適正水温 | 10~25度 |
おすすめの餌 | 人口飼料、生餌 |